返事をもらうファン・レターの書き方

ここでは、僕の過去の経験から、ファン・レターの書き方および返事をもらうコツについて、記述しておこうと思います。これからファン・レターを書こうと思っている方に、少しでも参考になる点があれば幸いです。高校程度の英作文力があれば充分です。それでちゃんとしたファン・レターが書けますよ。

1つだけ言っておきますが、ファン・レターというのは本来「自分の大好きなスターを応援するため」に出すものであるということを忘れないで下さい。たくさん出してたくさんもらえばいいというものではありません。そういう人のことは、「映画好き」ではなく、「ポートレイト・ハンター」と呼ぶのです。僕は自分じしんが「ポートレイト・ハンター」にならないよう常に自戒するよう心掛けていますし、また、少なくともこのHPを参考にファン・レターを送る人には、そういう下品な輩になってほしくありません。

ファン・レターを書くのには、その人の英語力にもよるでしょうが、かなりの時間がかかるはずです。僕じしん、手書きで書いていた頃は1通書き上げるのに5時間くらいかかっていたし、パソコンで書いている今も最低でも2時間近くかかります。僕の知っている人で、1通書くのに2日くらいかける人もいます。常識的に考えて、90%以上文面を同じくしない限りは、普通の人間が1度に何10通も書いて出せるはずがないし、ポートレイト目当てでそのような心のこもっていない手紙を送るということは、いわばそのスターを冒涜する行為だと思います。

慣れてくると早く書けるようになってくるものだし、返事が来るとどんどん書いてたくさん返事がもらいたくなる気持ちはよく分かります。しかし、出演作を観てもいない、自分がろくに知りもしないスターにポートレイト目当てでファン・レターを送ることだけはやめるようにしてください。どうかお願いいたします。

それでは、実際にスターにファン・レターを送り、返事をもらう方法について順を追って説明していきましょう。


(上から順に目を通してもいいですし、下の表内の項目名をクリックすればそこにジャンプできます)

1.宛名の書き方
2.ファン・レターの書き方の基本
3.ファン・レターの実例
4.ファン・レターの宛先の調べ方
返事をもらうコツ
6.やってはいけないこと
7.使える英文集




最初に、宛名の書き方を。
  左上に自分の名前・住所を、右下にスターの名前・住所を書きます。なお、名前の前には、女優の場合は Ms.を、男優の場合は Mr.をつけること。エージェントや映画会社の前には c/o (「〜気付」の意)を忘れずに。だいたい下図のような感じです。


Akio Kashiwagi
4-4-141, 1 jyo 4 chome
Minamisapporo, Minami-ku
000-0014 JAPAN
切手
 AIR MAIL Ms. Meg Ryan
c/o International Creative Management
8942 Wilshire Blvd.,
Beverly Hills, CA 90211
U.S.A.



※ ただし、比較的無名あるいは端役の俳優に、新作の映画会社気付でファン・レターを送る時は、
   スターの名前の後に、「出演していた映画名」と、できれば「その映画での役名」を入れるとより
   確実です。書き方は、
( from the movie “ 映画名 ” as 役名 のように。
   例えば、『
シティ・オブ・エンジェル』に「スーザン」という役名で出ていた Sarah Dampf に手紙を
   送るとしたら、下図のように書いて下さい。
   もし役名が分からない場合は、映画名だけでもいいです。

Akio Kashiwagi
4-4-141, 1 jyo 4 chome
Minamisapporo, Minami-ku
000-0014 JAPAN
切手
 AIR MAIL Ms. Sarah Dampf
( from the movie “City of Angels” as Susan )
c/o Warner Bros. Inc.
4000 Warner Blvd.
Burbank, CA 91522
U.S.A.


なお、役名を調べるには、まず「全洋画ONLINE」で映画名を検索し、その後ページの下の方にある「IMDbで再検索を実行」して下さい(もちろん、直接IMDb」に行って映画名を打ち込んでも構わないです)。「IMDb」のページには、キャストと役名が並んでいます。もしそこに出ていない場合は、その下にある [ Show More ] というボタンをクリックすれば、端役まですべて調べられるはずです。

※ちなみに、使う封筒は、文房具店で売っている普通のエアメール用封筒(まわりに赤と青の模様が入っているやつ)でいいです。僕は「洋形6号・98X190mm」という10枚100円のものを使用しています。





次に、ファン・レターの書き方の基本を。(ただし、これは僕の個人的なやり方です。改善の余地はたくさんあると思いますし、もしかしたら根本的な誤謬もあるかもしれません)。

@ まずは、あいさつから
 
まずは中学校の教科書にも出ているとおり、 Dear 〜 で始め、その後は僕は普通に Hello. とか How are you? などと書いていた。他にも Dearest 〜 などというふうに書き出しても良い(僕は最近こちらをよく使っている)。

A 自分のことについて
 
別にスリー・サイズまで書く必要もないとは思うが、性別や年齢、学生なのか社会人なのか、学生だったら得意な科目・スポーツなど、社会人なら何の仕事をしているのか、そのくらいのことは書いてもかまわないだろう。この辺は賛否両論があるかもしれないが、スターだってどんな人が自分の映画を見てくれているのか、気になるのではないだろうか? まあ、スターは文通相手ではないのだから、書き過ぎてもいけないけれど。

B どのようにしてそのスターを知ったのか、について
 たとえば、「私はあなたを『(映画のタイトル)』で初めて見ました」→ I saw you for the first time in “〜.” 
 または「私はあなたを日本の映画雑誌『(雑誌名)』で見ました」→ I saw you in a Japanese movie magazine “〜.” など。
 あるいは、「あなたを『(映画のタイトル)』で初めて見て以来、私はあなたの最も熱狂的なファンの一人となりました」→ I have been one of your most enthusiastic fans since I first saw you in “〜.” などでもいいでしょう。
 映画の原題は、映画雑誌または「全洋画ONLINE」、「IMDb」などで調べて下さい。

C 出演作の感想、そのスターの印象など
 
実際には、この部分が手紙の内容のメインになってくるわけだが、これに関してはもちろんその映画を観たあなたが持った感想なり印象なりを記述しなければならないので、具体例は挙げられない。とにかく、文法的な間違いはあまり気にせずに、思ったことをできるだけ短い文で書き連ねる、というのが僕のやり方だった。過去の出演作があればそれにも触れる。映画の中での演技についても書いたほうがいい。
 ちなみに、その俳優がどれだけ美しいか(あるいはカッコイイか)ということに関しては、くどくど書かないほうが良い。彼女たち(あるいは彼ら)は美しくて当然なのだ、映画スターなのだから。もちろん性格俳優というべき人たちもいるが、いずれにせよ容姿よりも演技力について言及した方がいいのではないか、と個人的には思う。
 僕は、『ゴシック』という映画に出演したナターシャ・リチャードソンにファン・レターを書いた時には、出演作の名前を出した後で、 I love this film. You are very beautiful and intelligent. I think you were fit for the part of Mary Shelley. 「僕はこの映画が大好きです。あなたはとても美しく、聡明ですね。メアリー・シェリーの役にぴったりだったと思います」と続けてみたが、これは1つの参考例である。まだまだ改善の余地がある、と自分では思う。

D 来日のお願い
 僕はほとんど必ずといっていいほど、「ぜひ日本に来てください」という1文を書くようにしている。たとえばこんな感じだ。 I hope you'll find time to visit Japan some day to see us.
 まあ、実際に僕のファン・レターを読んだからといって日本に来ることはないとは思うが、夢を見るのもいいかな、などと思っている。じじつ、「いつかあなたの国を訪れたい」という返事をくれたスターもいます。ケヴィン・コスナーエリザベス・シュー、最近ではエレーン・キャシディ
などがそうでした。

E この1文を忘れずに
「あなたのサイン入りポートレイトを送っていただけませんか」
 Could you please send me your autographed photograph?
 これがなければ返事はこない(可能性が高い)ので、念のため。なお、ファン・レターの宛先については、このページの下の方にある「Dファン・レターの宛先を調べる」で詳述しています。
 ちなみに、自分の住所を書いたステッカー(封筒)を同封する際には、上の文の後に I have enclosed a self-addressed label[envelope]. と書いておくといいでしょう。

F ファン・レターの締めくくり
 I'm looking forward to seeing your new movie. I wish you good health and success. 「新作を楽しみにしています。あなたの健康と成功を願っています。」
これはあくまで1つの例です。ここも各自自分なりの表現を考えてみて下さい。

G 書き終わったら見直しを
 ファン・レターを書き終わったら、一息ついてから必ず見直しをしましょう。気がつかないうちにけっこう間違いをしているものです。僕は1箇所までなら修正液を使いますが、2箇所以上間違いがある場合には全文を書き直すようにしています。

あとは各自創意工夫してオリジナリティのあるファン・レターを書くよう努めて下さい。





ではここで、僕が最近書いた
ファン・レターの実例を紹介しましょう。僕は分量としては便箋2枚で書きます。1枚目ではその俳優を知ったきっかけや、映画を観た感想を書いたり、演技や容姿を褒めたりします。2枚目でポートレイトのリクエストをして結ぶ、というパターンです。

これはマリサ・コグランといって、僕が『鬼教師ミセス・ティングル』という作品で初めて知った女優に書いたファン・レターです。

(1枚目)

Dearest Marisa,
挨拶と自己紹介  Hello. How are you?
 My name is Akio Kashiwagi. I'm a thirty-three years old teacher of a private school. I'm excited to think that you are now reading this letter.
その俳優を知った
きっかけについて
 I saw you for the first time in "Teaching Mrs. Tingle" in a movie theater at Japan. I saw the movie because I am a Katie Holmes fan, and I ended up becoming an enthusiastic fan of yours!
作品の感想、
作品中の俳優の演技、
その他
 I enjoyed it tremendously. It was really a well written  story and I was totally drawn into it. Mrs. Tingle was a monster rather than a teacher. Fortunately, I have never met a teacher like her.
 Although it was a horror movie, I laughed so many times, because Jo was so strange. She wanted to be an actress, so she impersonated Marilyn Monroe in a history class. It was extremely cute! And her impersonation of Linda Blair for "The Exorcist" was so hilarious. When I saw it, I laughed till I cried. Anyway, she stood out the most among the main characters.
ファンになったことの
表明
 I fell completely in love with Jo. Despite all the great actors and their outstanding performances in this movie, she stole the show as well as my heart!

(2枚目)

ポートレイトの
リクエスト
 I would like to ask you for a small favor. Could you please send me your autographed photograph? I will treasure it. I know you are very busy and have a limited amount of time, but I would greatly appreciate it. I have enclosed international reply coupons, a self-addressed envelope and a self-addressed label.
結び  I wish you good health and success. I will always be rooting for you. I hope you'll find time to visit us in Japan some day. I'm looking forward to seeing your new movie "Gossip."
Love always,
Akio Kashiwagi

 だいたいこんな感じである。昔はもっとごちゃごちゃいろいろなことを書いたものだが、最近はかなりシンプルになってきた。分量もかなり少ない。でも、あまり量が多いと、向こうも読むのが面倒臭くなってしまうのではないだろうか? 本当はもっと少なくしたいのだが、今のところはこの程度のファン・レターをせっせと書いて送っている。
 なお、まさかとは思うが、上の例文を丸写しして出すことのないように。文法上の誤りもあるかもしれませんし。

※ちなみに、便箋は、罫線の入っていないエアメール用のものを使用するといいです。






なお、ファン・レターの宛先の調べ方について、僕が経験から学んだことを書いておきます。


@僕はまず
 The Star Archive というサイトで調べるようにしています。個人のページらしいのですが、実際にファン・レターを出して何がしかの返事をもらった人から提供された情報をまとめたサイトのようです。実際にポートレイトの返信があった場合の、宛先や日付などのデータも掲載されていますし、また、出したファン・レターが返送されてきた場合の住所も載っていますので(そこに送っても届かないということが分かる)、大変役に立ちそうです。英語サイトなので多少の英語力が必要かとは思いますが、たぶん大丈夫でしょう。
 では、基本的な利用法を書いておきます。

@ 画面上の方に、アルファベットが並んでいますので、住所を知りたいスターの名前のラスト・ネームの頭文字をクリックして下さい。
たとえば Clint Eastwood だったら、 E の文字をクリックして下さい。
A すると、左側のフレームに、E で始まるスター名がズラリと出てきます。そこに Eastwood, Clint のように書いてあるので、お目当てのスターの名前を捜してクリックすると、右側のフレームに住所などのデータが出てくるというわけです。
B 住所がいくつか書かれている場合がありますが、住所の下に、緑の文字で Success と書かれているのが成功例で、赤で Return To Sender と書かれているのが失敗例(返送例)です。
なお、たとえば、Sent:7/4/2000, Rcvd:9/30/2000 などとあるのは、2000年7月4日にファン・レターを出し、2000年9月30日に返事が来たということです。その後にある Tester's Comment: は、実際にそのファン・レターを出した人のコメントです。

  ただ、この種のサイトの問題点は、「データは常に古くなりつつある」ということです。更新作業もちゃんと行っているようですが、ここに出ている住所にファン・レターを送っても、すでにスターのエージェントが変更されていて、返送されてくるという可能性はありうるわけです。実際に僕も、このサイトで調べた住所に送っても、返送されてきたことが何度かあります。しかし、このサイトで宛先を調べたスターからの返信も実際に何度もありましたし、かなり重宝しています。
なお、The Star Archive を利用する方は、必ずこちらをお読みください。

A上記のサイトにお目当てのスターが載っていなかった場合、僕は「IMDb」でエージェントを調べるようにしています。トップ・ページの「Cast / Crew Name Search」に俳優の名前を半角英数で打ちこんで、右側の[ go! ] ボタンをクリックして下さい。すると、そのスターのページに辿り着けます。そのページの左側の方に、「Biographical」というところがあって、その下に「agent」という項目があります。そこをクリックすると、その俳優の所属するエージェントとその住所が出てくるのです。
 ただし、この「agent」 の項目がアクティヴになっていなかったり、エージェントの住所が載っていない俳優もけっこういます。

BMr. Showbiz というサイト(英語)で調べる手もあります。このサイトのトップ・ページには、「actor」 や「actress」といったカテゴリーがあるので、そこをクリックすると、スターの名前がズラリと並んでいます。お目当てのスター名を見つけてクリックすれば、そのスターのページにジャンプできます。だいたいページの右下の方に 、「Fan Mail」という項目があります。そこがファン・レターの宛先です。このサイトでは、最新の映画会社でなく、たいていの場合スターのエージェントが掲載されているので、そちらに送る方が映画会社に送るよりも確実にスターの許に届くはずです。ただ、ここに掲載されているスターは限られており、知名度の高くない俳優は掲載されていません。
※最近は Mr. Showbiz にはファン・レターの宛先は掲載されていないようです。

C上に示した@〜Bの方法で住所が調べられなかった場合、オフィシャル・サイトを探してみましょう。まずIMDb」でそのスターのページに行くと、左側の「External Linksというところに、「official site」という項目があり、そこがアクティヴになっている場合は、そこからオフィシャル・サイトへ行けます。そのサイトのトップ・ページをじっくり見てみて下さい。「Fan Mail」とか「Autograph」、あるいは「Contact」などという項目がある場合があります。そこにスターへのファン・レターの宛先が出ていることがあるのです。
 オフィシャル・サイトがない場合は、ファンが作った個人サイトを調べてみましょう。まず、YAHOOLycos 、または Altavista のトップ・ページに行き、スターの名前を打ち込んで、検索ボタンをクリックしてみて下さい。(このHPにも「WEB SITES OF STARS」というページに、ある程度の数のスターのファン・サイトを掲載していますので、そちらも利用してみて下さい)。うまくファン・サイトが見つけられれば、あとはオフィシャル・サイトの場合と同じです。運が良ければ、スターの住所を発見することができます。ただし、個人のファン・サイトの場合、そのサイトじたいが長く更新されていないものだと、掲載されているのが古い住所であることもあるので注意して下さい。
 また、「LINK(#1)」のページに掲載した Autograph Central というサイトにもスターの住所が掲載されていますので、合わせて利用して下さい。

D最新作の映画会社気付で送る手もあります。これはよく映画雑誌などに書いてある方法ですが、個人的な経験から言えば、なかなかうまくスターの元に届かないようで、返送されてくる確率が高いです。うまくいったこともありましたが、失敗した方が圧倒的に多かったです。ですから僕じしんは滅多なことがない限りはこの方法を取らないのですが、一応書いておきましょう。
 まず、IMDb」でそのスターのページに行くと、出演作が順に並んでいますが、上にある最新のものをクリックします。するとその作品のページに行けるのですが、そこの「Production Notes/Status:」というところで、「Status:Filming(撮影中)」となっている場合があります。その場合、ページの左上の方にある「Overview」という項目の「company credits」というところをクリックします。そして出てきたページの「Production Companies」というところに出ている会社がその作品の製作会社です。ただし、ここには聞いたことのないような小さな会社が出ていることもあるし、複数の会社が出ていてどこに送ったらいいか分からない場合もあります。
(主な映画会社の住所は、映画雑誌「スクリーン」に毎月掲載されている「西森マリーのファンレターで英語に強くなろう!!」のページに出ています。また、映画雑誌「ロードショー」が毎年11月20日過ぎごろに発売する1月号には、付録としてスターの名鑑がついてきて、そこにかなりの数の映画会社・エージェントの住所が出ています。)


E上記の方法でどうやっても住所が調べられなかった場合、最終手段として「スクリーン」や「MOVIESTAR」などの映画雑誌に掲載されている住所に送るという手もあります。ただし、雑誌には一部の主要な俳優しか掲載されていないし、雑誌掲載時点でスターのエージェントが変更されている場合もあるので、ファン・レターを送っても返送されてくる場合もあります。

 なお、宛先を調べる際に役に立つサイトは、「LINK(#1)」のこちらにもまとめてありますので、どうかご利用下さい。





では、返事をもらうコツを。

@ できるだけ早く手紙を出すこと(日本にそのスターのファンが増える前に)
 映画館で新作を観て、気に入った俳優がいたらすぐに手紙を送りましょう。ただし、出演作を観てもいないのにファン・レターを出すのは、よほどのことがない限り控えるように。僕は過去15年くらいの間に500通近くファン・レターを書きましたが、その間に2回だけそういうことをやりました。深く反省しています。今後はやらないつもりです。映画俳優というものは、映画で役を演じるのが仕事なのですから、出演作の感想も書かない手紙を送るのは失礼というものですよ。

A 狙い目は、まだ日本で認知されていない若手スター、または円熟の境地に達した大スター
 「狙い目」などという言い方はあまり好きではないけれど、これらの人たちの返信率が比較的高いのは事実です。僕の場合は、前者が『ベスト・キッド』(1984)の頃のエリザベス・シューや『ファンダンゴ』(1985)の頃のケヴィン・コスナーなど、後者がクリント・イーストウッドやポール・ニューマンなどが該当するだろうか。しかし、返信状況に関しては前述した The Star Archive で調べるのが最も有効です。

B ファン・レターはワープロやパソコンなどではなく、手書きで丁寧に書く方が良い
 不思議なことに、ワープロで書いたファン・レターもたくさん出したが、返事が来たことは1度もなかった。無味乾燥な印象を与えるのかもしれない。やはり手書きで(もちろん読みやすい字で)書いた方が、こちらの気持ちも伝わるのではないだろうか。
→最近はパソコンを使っているが、ちゃんと返事が届いているので、あまり気にしなくても良いのかもしれない。ただし、あまり文字が詰まり過ぎないように、レイアウトには気をつけること。

C ファン・レターの分量は便箋2枚程度
 1枚では物足りないし、3枚以上ではスターが目を通すのに時間がかかりすぎる。概してスターは忙しいので、これでは失礼に当たる。やはり2枚が適当だろう。あとはその2枚の分量でどれだけ密度の濃い──もちろん文字数のことではなく、内容のある、という意味です──文章が書けるか、ということだ。分量的には1枚半くらいがちょうどいいように思われる。
 なお、ワープロに保存した差し障りのない文書を、スターの名前と出演作の名前などだけを変え、プリントアウトして送るような姑息な真似だけは慎みましょう。

D 自分の住所・氏名を書いたステッカー/封筒(A4)と国際返信切手券(2枚)を同封する
 スターが実際に書くかどうかはともかくとして、封筒の宛名を書くのは非常に面倒な作業である。相手方にそういった手間をかけさせないようにするためにも、「自分の住所・氏名を書いたステッカー」を同封したら良いのではないだろうか。僕の場合は、最近は「自分の住所・氏名を書いた返信用封筒(A4サイズ)」と「自分の住所・氏名を書いたステッカー」の両方を同封するようにしている(ステッカーは封筒のサイズがポートレイトと合わないときに使用してもらうためのものである)。
 いちおう返信用封筒の記載例を挙げておくと、




AIR MAIL    A
@



Akio Kashiwagi
4-4-141, 1 jyo 4 chome
Minamisapporo, Minami-ku
000-0014 JAPAN
  


            B
PHOTO:
Please
do not
bend !

とまあこんな感じになる。A4の封筒(240X332mm)は茶色いものでいい。僕は100枚730円のものを使っている。できれば 70g/u という表示のある薄いものを購入すると、25g 以内でおさまると思う。折り方は、真ん中から2つ折りにして(上の図の@)、それから3つ折りする(上の図のAとB)と、普通の大きさのエアメール用封筒(洋形6号・98X190mm)に入る。返信用封筒を折るときは、折った上から定規で強くこすると、がさばらずにエアメール用封筒に入れることができる。なお、封筒の「のりしろ」の部分に両面テープを貼っておくと、相手方が返信の際にワン・タッチで封をすることができるので喜ばれる(ものと思われる)。
 また、僕の本意ではないが、スターにファン・レターを送る際の礼儀として、国際返信切手券(IRC)を2枚同封することは常識のようである。要はスターに余計な手間・負担をかけさせないということだ。経験的には、このような工夫で返信率も上がるし、返信に要する日数も短くなっている。 
 なお、この際、手紙の中に I have enclosed a self-addressed label(,envelope) and international reply coupons. という1文を書いておくといいだろう。
→国際返信切手券(IRC)とは、受け取った人が自国の郵便切手と交換できる券です。郵便局に行けば、1枚150円で売っています(金額は今後変更される可能性もあります)。

E ファン・レターを出す時期は新作撮影終了後がベスト
 スターにファン・レターを出す時期についてだが、現在撮影中の映画がクランク・アップした直後がベストである。 一般に映画を撮影している最中は、スターは役作りに集中しているだろうし、なかなか返事を書く時間が取れないであろう。そのことを考えると、ある映画を撮り終え、次の作品にとりかかる間の期間に届くようにファン・レターを出すのが、最も読まれる確率が高くなるのである。今まで返事がもらえなかった人は、ぜひこのことを考慮して、再度トライしてみて下さい。
 なお、スターの撮影状況に関しては、IMDb がかなり役に立つ。まずはそのスターのページに行こう。製作年度の新しい順から出演作が並んでいるので、いちばん上にある作品名をクリックしてみる。すると、その作品が撮影終了している場合がある。それは、「Production Notes/Status」というところに、「Status : Post-production」というふうに表示されている場合である。これは、その作品は撮影が終了して現在編集中であり、スターが現在比較的時間の余裕がある(?)ということを示している。どこかにバカンスに行っている可能性もあるけれど、少なくとも映画の撮影中ではない(可能性が高い)ということだ。ファン・レターを送る時期としては、この時期がベストである。また、映画雑誌あるいはインターネットなどでまめにチェックすることも必要である。僕は毎月3種類の映画雑誌を購入して、スターの最新情報の入手に努めている。


◎返事が来るとしても早くて1〜2か月、普通で3〜4か月、場合によっては半年以上かかることもあります。また、1度のファン・レターでは返事がもらえない場合も多いです。3か月以上間をおいて、2度、3度と出してみて下さい。

◎なお、今まで書いてきたことは、スターがファン・レターを読んでくれるという前提の元に書かれていますが、雑誌の記事などによると、大半のファン・レターは所属事務所がチェックし、とくに面白いものだけをスターに渡すそうです。ぜひスター本人に読んでもらえるように、ユニークな内容の手紙を書くよう頑張りましょう。



僕は返事(サイン入りポートレイト)をもらった場合には、「先日あなたからサイン入りポートレイトが届きました。本当にありがとうございました。これからも頑張って下さい。新作を楽しみにしています」という趣旨のサンクス・レターを送るようにしています。
→なお、最近はサンクス・レターの代わりに、再度ファン・レターを出したり、誕生日にバースデイ・カードを送ったりなど、変化をつけています。





最後に、やってはいけないことを。

@ 雑誌に掲載されている例文を全文丸写しすること
 
時々映画雑誌に「憧れのスターにファン・レターを書こう!」という趣旨の特集があって、そこに掲載されている例文を全文丸写しして出す人がいる(らしい)。この行為を戒める理由は説明するまでもないだろう。もし、あなたがスターだとして、同じ文面のファン・レターが何十通、何百通と届いたら、どんな気持ちがするだろうか? きっとうんざりすることだろう。そんな手紙に返事を書こうなどと思うだろうか? ああいう例文はあくまで参考にとどめてほしい。(もちろん、部分的に使用するのはかまわない)。

A 手紙とともに高価な品物を送ること
 
ファン・レターとともに日本人形だのこけしだの高価な品物を送る人がいる(らしい)。だが、これはより確実に返事をもらうための、下心見え見えの手段のように僕には感じられる。それに、国によっては受取人から関税を徴収することもあるので、下手をするとスターに迷惑がかかることもある。せいぜいバースデイ・カードやクリスマス・カードなど、封書で送れるものにしておいた方がいい。モノで釣るよりも、手紙の内容でスターを喜ばせてあげたいものだ。
 なお、このことは初めてファン・レターを書く場合について言えることであって、何度も手紙のやり取りを重ねて個人的に親しくなったスターに関しては、この限りではありません。


B 切手の料金が不足した手紙を出すこと
 僕は郵便局までけっこう遠いので、丸善のポストマン(簡易重量計測器)を使用しています。しかし、国際郵便料金は時々変わることもあるし、やはり郵便局で重さを量ってもらった方がベター。なお、アメリカまで定型内の封書を送るなら、25gまでは110円です(今後変更される可能性もあります)。使うレター・ペーパーと封筒などを決めてしまって、その上で1度郵便局で量ってもらえば、2度目からはレター・ペーパーの枚数を増やしたりしない限りはそれで大丈夫、ということです。
 なお、参考までに「ゆうびんホームページ」へリンクしておきますので、こちらのHPで郵便料金表のページを見ると詳しく出ています。

C グリーティング・カードに直接「サイン入り写真を下さい」と書くこと
 クリスマスやヴァレンタイン、あるいはスターの誕生日にカードを送ることもあるだろう。その際、カードそのものに直接「サイン入りポートレイトを下さい」という趣旨の文を書くのは大変失礼に当たるらしいので、やめたほうが無難。こういったカードの類は、あくまで純粋な贈り物として送るべきで、ポートレイトをリクエストするのなら別郵便で普通にファン・レターを送るべし。





 僕はたいした英語力は無いので、常日頃から映画雑誌の「スターにファン・レターを書こう!」などという特集記事や、あるいは前述したIMDbにて作品を検索し、一般読者からのコメントなどに目を通すようにして、使えそうな英文をノートにメモしているのだが、これは割合役に立っている。けっこう使える英文がありますよ。もちろん、それとは別に自分で辞書と取っ組み合い、オリジナルの英文を増やす努力ももちろん必要ではあるが……。
 なお、使える英文集は、別ページになりますので、こちらをクリックして下さい。さまざまなパターンの例文が掲載されていますので、参考になると思います。


僕がファン・レターについて現段階で知っていることは――本当は秘密にしておきたいことまで(^^)――すべてここに記しました。皆さんも頑張って下さい。自分のお気に入りのスターから一生懸命書いて出したファン・レターの返事が届いた時の喜びは、なにものにも換え難いものですよ!! ぜひみなさんにも味わっていただきたい。






以上、自分の経験を元にして、思いつくままに書きましたが、このページを参考にしてファン・レターを書かれた方で、返事をもらえた人が出たら僕としても嬉しいです。ぜひトライしてみて下さい。健闘を祈っています。
また、上記の英文の中で誤りがありましたら深くお詫びいたします。発見された方はメールをください。検討した上で、必要があれば直ちに修正いたします。
では、皆さんもこの週末にさっそくお気に入りのスターにファン・レターを書いてみましょう! なお、ファン・レター全般に関して何か質問がありましたら、分かる範囲内でお答えしますので、ゲストブックに書き込むか、又はメール(↓)にて連絡下さい。ただし、ファン・レターの宛先は上記の方法でご自分でお調べ下さい。僕に頼まれても、僕じしん上記の方法でしか探せませんので、あなたが上の方法で見つけられないのなら、僕にも見つけられないです。申し訳ありませんが。

  


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