January 8,1987 Courtesy Warner Bros.
ソンドラ・ロックといえば、何といっても『クリント・イーストウッドの相手役』といったイメージである。80年代に、よくクリント・イーストウッドの映画がテレビで放映されたが、必ずと言っていいくらい彼女が共演していた。例えば『ガントレット』(1977)、『ダーティーファイター』(1978)、『ダーティーファイター/燃えよ鉄拳』(1980)、『ブロンコ・ビリー』(1980)などである。これら一連のイーストウッド作品は、単純明快でほとんど何も考えずに楽しめるものが多く、テレビで見るには最適だった。今でも時々再放送しているけど、ついつい見てしまうのである。これらの作品で彼女が演じたのはたいてい『じゃじゃ馬娘』や『売春婦』などの役だったが、どれを取っても威勢のよく、コケティッシュで可愛らしい小娘といった印象を受けた。どうやらこの頃から彼女のことが好きだったようだ。
結果的に僕が実際に映画館で観たのは『ダーティーハリー4』(1983)だけだが、この時はもはや共演というよりはむしろ主演に近いような感じだった。彼女はこの頃ですでに30代半ば、少女期に自分と妹をレイプした男たちを次々と殺していくという屈折した役柄とあいまって、上に挙げた4作品のようなちょっと生意気だけど可愛らしい小娘といったイメージはもはやどこにもなかった。映画を見て少しだけがっかりした憶えがある。
私生活でもイーストウッドの恋人として長い間連れ添ったわけだが、『ダーティーハリー4』以降はイーストウッドとの共演はおろか映画出演も数少なく、監督業にも手を染めているらしいが、今頃どこでどうしていることやらさっぱり分からぬ。最近は僕も昔みたいに毎月「スクリーン」や「ロードショー」を買っていないからねえ。細かい情報についてはとんと分からぬ次第。結局イーストウッドとは結婚しなかったらしいが、別れる際にもめにもめて裁判沙汰になったはず。映画スターとはいえど、人生山あり谷ありですね。またテレビで『ダーティーファイター』でもやってくれないかなあ、などと思っている今日この頃です。