September 5, 2000
![]() |
これは僕が今までにもらったポートレイトの中でも、いちばん嬉しいものの1つです(^^)。上の写真ではサイズを落としてあるのでよく分からないかもしれませんが、実際はまるで芸術写真みたいに綺麗なポートレイトなのです。2枚の厚紙に挟んで送ってくれたから、折り目一つついていないし。映画会社だのあちこちのエージェントだのに手紙を出して、結局5回目のファン・レターでようやく返事をもらうことができました。今までに、僕が5回ファン・レターを書いた俳優は彼女だけです。4回なら何人かいるけれど・・・。それほどまでに、彼女からはどうしても返事がもらいたかったのです。なにしろ素敵だし、演技力もしっかりしているので、将来大女優になるのでは・・・と思っているのですが、どうでしょうね?
彼女を初めて見たのは、アトム・エゴヤン監督作品『スウィート ヒアアフター』(1997)です。この作品はカンヌ映画祭でグランプリに輝いたという傑作で、時制がいったりきたりするというアトム・エゴヤン独特の手法が使われているので理解するには相当の集中力が必要だけれど、その価値はあると思います。サラ・ポーリーは非常に重要な役どころで、素晴らしい表現力で難しい役を見事に演じきっています。作品中、歌も2曲ほど披露しており、僕はあとからインターネットでサントラ盤を再度試聴したのですが、なかなか素敵な曲です、それほど上手いとは言えないかもしれないけど。それはともかく、僕はこの作品ですっかり彼女にまいってしまったのでした(^^ゞ。
それからDVDを買って『go』(1999)を見ました。これはアメリカでは評価が高いようですが、僕はあまり楽しめませんでした。作品の構成が『パルプ・フィクション』のように並列モンタージュになっているというだけで、話じたいは詰まらないです。サラ・ポーリーもただの気の強いオネエチャンといった役で、演技的にもとくに見るべきものはないような気がしました。
それから映画館でデイヴィッド・クローネンバーグの『イグジステンズ』(1999)を観ました。これはそれほど面白い作品ではなかったし、彼女はラスト近くになってようやく出てきますが、出演時間はほんの1、2分くらいです。役も彼女でなくても別に差し支えがないような感じ。やはりキャスティングは「この俳優でないとダメだ!!」というものでないといけませんよね。他の俳優と交換可能ならば、その人がその作品に出ている意味なんてないですから。
順序は前後しますが、いちばん最近見たのが『エキゾチカ』(1993)かな。これはヴィデオを借りて見たのですが、他のアトム・エゴヤン監督作品同様、人間の本質をゆっくりと、しかし確実に暴いてゆくといった趣の映画で、なかなか興味深いものがありました。彼女は出演シーンはそれほど多くありませんが、やはり重要な役どころで、強く印象に残ります。
今後は作品の選択を慎重に行なって、素晴らしい女優に成長してほしいですね。政治活動にも参加しているというので、色々な意味でちょっと心配です。
なお、この返事はファン・レターを出してから約1か月で届きました。封筒には印刷されたものですが、彼女の手紙が同封されていました。「個人的に返事を送れずに申し訳ありません。あなたのサポートに心から感謝します」といった内容です。なお、手紙の最後には、Albert
Camus という人の以下のような言葉が引用されていました。
“In the depth of winter, I finally learned
that within me there lay an invincible summer.”
意味はあまりよく分かりませんが、なんだか彼女らしいですね(^^)。