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ケリー・グリーン 


October 14,1986

ケリー・グリーンの写真 ケリー・グリーンからの手紙
                               ↑「大学で“Art History”を勉強している」と書いてあります。


このヘア・スタイルではどこかそのへんにいる小娘とちっとも変わらないのだが、顔立ちは整ってますよ。僕が初めて彼女を見たのは、これまたスピルバーグ印の、『グーニーズ』(1985)でした。シンディ・ローパーの「グーニーズはグッド・イナフ」(だったっけ?)という主題歌も良かったけれど、子供たちがたくさん出てきて財宝のありかを示した地図を見つけたり、海賊船に乗り込んで悪い大人たちと対決するといったストーリーは単純といえば単純だけど、当時の僕はけっこう楽しんで観ていた。

『インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説』にも出ていたキー・ホイ・クアンなども出演していたが、僕がいちばん気に入ったのが、このケリー・グリーンでした。明るくて可愛くて、こんな妹がいたらな、などと考えながら映画館の中でポテト・チップス(もちろん「うす塩味」)をつまんでいたような憶えがある。この映画には、もう1人女の子が出ていて、マーサ・プリンプトンというのだけれど、この子もなかなか知的な感じで良かった。ジョディ・フォスターのようにゆくゆくは演技派女優として活躍するのではないか、と思っていたのだが、その後、リヴァー・フェニックス──ところで「BANANAFISH」のアッシュはリヴァー・フェニックスがモデルだそうですね。ついでに吉田秋生先生のマンガの原点は『真夜中のカウボーイ』(1969)とのことです──と共演し、恋人の噂も流れたりして、どうなるのかなとか思っていたのだけれど、結局リヴァー・フェニックスはドラッグで死んでしまいましたよね。菜食主義を公言していた彼にとっては似つかわしくない死に方だったのですが、まあ彼にもいろいろあったのでしょう。僕には事情が良く分からないので何とも言えない。

ケリー・グリーンは、次に『ルーカスの初恋メモリー』(1986)に出ています。これはたしかテレビで見たはず。チャーリー・シーンが出ていましたね。たあいのない学園ドラマだったような気もするけど、この作品ではケリー・グリーンよりもむしろウィノナ・ライダーの方が素敵だったような気がする。出番は少なかったけれど。ところで、ウィノナ・ライダーも何だか最近枯れてきましたよね。たとえば『エイリアン4』での役なんて、別に彼女以外の女優を使っても、映画じたいの出来は変わらないと思う。宣伝効果はともかくとして。僕がいちばん好きなのは、『リアリティ・バイツ』の頃の彼女なのだけれど、この子はちょっと〈外股〉ですよね。僕は女性を見る時に、いつも歩き方が気になるのだけれど、〈外股〉の女の子を見るのは、〈内股〉の男を見るのと同じくらいちょっと……ですね。もちろん、本人は無意識のうちにやっているのだろうし、悪気はないのだろうけれど、プロポーションの良い綺麗な女性が〈外股〉で歩いているのを見たりすると、かなり興ざめしますね。まあ、別に犯罪行為ではないし、他人に何らかの現実的損失を与えているわけではないのだから、別にいいんですけど。(これを読んでいる女性で外股の人がいたらゴメンナサイ。どうか気を悪くしないで下さい。上の見解は、僕だけの個人的な謬見です)。

ケリー・グリーンの続いての出演作は、『ハートビートで追いかけて』(1987)。これもまたチャーリー・シーンとの共演です。テレビで見たけど、ストーリーを紹介する気にもなれないくらいの凡作だった。考えてみると、この頃チャーリー・シーンはけっこうしょうもない映画に出演しているのですね。『プラトーン』は別にして。

とここまで順調に毎年映画に出演してきた彼女も、このあとはバック・トラックをした野生動物の足跡みたいにプッツリ途切れてしまう。以後、日本で彼女の出演作が公開されたという話はまったく聞かない。ファンとしては残念なことだが、生まれては消えていくのがスターの宿命、それも仕方のないことである、と言い切ってしまうのはあまりにも哀しい。いつの日かスクリーンで元気な姿を見たいものである。




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