ジェイン・ホロックス 

February 21, 2000   

ジェイン・ホロックスの写真これは最近でいちばん嬉しいポートレイトですね。なぜなら、僕の大のお気に入りの『リトル・ヴォイス』(1998)でLV(エルヴィ)に扮したジェイン・ホロックスからのものだからです。『リトル・ヴォイス』は、つい1か月くらい前、札幌の蠍座という名画座で観てきたのですが、作品の出来は素晴らしいものがありました。

父が亡くなってからというもの、自分の殻に閉じこもって部屋で父が遺したスタンダード・ナンバーのレコードを聴くことだけに安らぎを感じているLV。彼女はいつしか自分がいつも聴いているジュディ・ガーランド、シャーリー・バッシー、マリリン・モンローなどのスターそっくりに歌うことができるという才能を身につけていた。ひとときも悪口雑言のやむことのない母親マリー(=ブレンダ・ブレシン)が家に連れ込んだ自称“名プロモーター”レイ・セイ(=マイケル・ケイン)は、偶然LVの歌声を聞くことになる。彼女の歌声にすっかり惚れこんだレイ・セイは、なんとかしてこの内気で孤独な少女を舞台に立たせ、大スターにしようと目論むのだが、彼女の本当の気持ちを汲み取ろうとしてあげるのは、寡黙で優しい青年ビリー(=ユアン・マクレガー)だけ……。

というのがおおまかなあらすじです。3月3日にはヴィデオのレンタルがスタートされますので、未見の方はぜひ見てみて下さい。僕じしんはDVDを購入し、永久保存版とする予定です。アリソン・エリオット主演の『この森で、天使はバスを降りた』(1996)と同様、この作品もずっと心に残っていると信じているから(^^)

ジェイン・ホロックスはLVの様々な歌真似をすべて吹き替えなしで熱唱。レイ・セイに扮したマイケル・ケインが、作品中で彼女が歌うのを見て「ジーザス・クライスト!!」と言っているシーンがある(らしい)けれど、その言葉は彼女の歌声を聞いて自然に出たものなのです。驚嘆した彼はこの映画の製作元のミラマックスに、あれは彼女の本当の歌声だと宣伝するように提案したらしいです。じじつ、クロウジング・クレジットには、彼女じしんが歌ったものと字幕が入っています。

もともとは舞台で上演されていたというこの戯曲、舞台でもLVを演じていたのはこのジェイン・ホロックスだと聞いては、納得もできるというもの。そもそもこの劇――“The Rise and Fall of Little Voice”――は、ジェイン・ホロックスの物真似の才能を念頭においてジム・カートライトが書き上げた作品だそうで、1992年6月にナショナル・シアターで初演を迎えて大ヒットしたとのこと。舞台が終わってから、5年も映画化の話が浮かんでは消え浮かんでは消え……を繰り返していたと聞きます。

さて、ジェイン・ホロックスについてですが、彼女の出演作は数少なく、主にTVで活躍しているようです。日本で公開された映画はこれが初めてではないでしょうか? 作品中では内気な少女に扮していた彼女も実はもう34歳であり、二児の母であるとのこと。今後どのような活動をしていくかは知る由もないけれど、彼女の大ファンとしてはこれからも映画に出演してまたあの美しい歌声を聞かせて欲しいというのが本音です。ちなみにこのポートレイトはちょうど1か月で届きました。かなり早い返信と言えます。封筒に貼ってあった切手もとても可愛らしく、その気遣いもとても嬉しかったです。翌日、さっそくお礼の手紙を書きました。

なお、彼女のエージェントとその住所は、このHPの「LINK」のページにも出ている「Fan Mailist」の「ruiner」さんから教えて頂きました。彼の助言なくしてこのポートレイトを手にすることはなかったでしょう。この場を借りて、厚くお礼申し上げます。




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