January 27, 2000

2000年になってから初めてのポートレイトは、ジェームズ・ウッズという実に渋いオヤジとなってしまいました。僕としてはピチピチのヤング・ガールが良かったのだけれど……なんてバカなことは言っちゃあいけませんね。せっかく返事をくれたのだから。
僕が最初に彼を見たのは、デイヴィッド・クローネンバーグ監督の『ビデオドローム』(1982)でした。これはもうわけの分からない映画で、いかにもクローネンバーグといった趣の作品です。ちょっと気軽にオススメすることは出来ないな。
次に見たのは『サルバドル/遥かなる日々』(1986)だったと思います。これはオリヴァー・ストーン監督作品で、エル・サルバドルの恐ろしい現実を見せつけてくれる大変シヴィアな作品でした。でも、とても面白かった。
それから90年代に入っても彼はコンスタントに映画出演を続けます。まずはマイケル・J・フォックス共演の『ハード・ウェイ』(1991)。確かこの作品ではジェームズ・ウッズは刑事役だったはずですが、これはなかなかの娯楽作でした。
その後――これは皆さんもご存知のことと思いますが――シルヴェスター・スタローン、シャロン・ストーン共演の『スペシャリスト』(1994)で彼と再会することになる。これもまあまあ楽しんでみていられる作品でしたね。彼は悪役でしたが、どうも彼は目付きが鋭いというか危ないので、悪役やイカレたオヤジの役が似合うようです。巷では、こういう俳優のことを「性格俳優」と呼ぶのでしょう。
そして1995年には彼は3つの作品に出演しています。すなわち、『ニクソン』『KILLER/第一級殺人』『カジノ』の各作品です。『ニクソン』はオリヴァー・ストーン監督作品で、『KILLER/第一級殺人』はオリヴァー・ストーンが製作総指揮です。社会派のオリヴァー・ストーンにとって、どこか過去に傷をというかトラウマを持っていそうな雰囲気のあるジャームズ・ウッズは、使いやすい俳優なのかもしれません。実際、彼は主役でも脇役でもこなせる俳優ですからね。なお、上に挙げた作品は僕は残念ながらいずれも未見です。
ジョディ・フォスター主演の『コンタクト』(1997)は、僕はヴィデオで見たのだけれど彼がどこに出ていたかはもう全く記憶にありません。僕は記憶力がとても悪いのです。自分の家の電話番号も時々忘れるくらい(^^)ですから。
さて、次はわりと最近見た『ヴァンパイア 最後の聖戦』(1998)です。これは僕のご贔屓のジョン・カーペンター監督作品で、期待して見たのですが、けっこう詰まんなかったです。ヴァンパイアを家から引きずり出す図は見ていて愉快でしたが、家を外から壊して日光を室内に入れてしまえば、あんな危険を冒さなくても済むのになあ、などと思ってしまいました。で、彼にファン・レターを書こうと決心させた作品は、『アナザー・デイ・イン・パラダイス』(1998)で、これは実はナターシャ・グレッグソン・ワグナーという女の子が目当てでヴィデオを借りたのだけれど、作品じたいなかなか良く出来ていました。監督はあの『KIDS』のラリー・クラークです。ジェームズ・ウッズは若者に悪の手口を教え込むというやはり悪人の役(^^)でしたが、良い味出してましたよ。他の出演者――ヴィンセント・カーシーザーやメラニー・グリフィス――なども皆好演で、僕はすっかりこの映画を気に入っちゃいました。結局この主演の4人すべてにファン・レターを出してしまいましたから。まあ、返事が来たのはまだジェームズ・ウッズだけですけど。
ここでちょっとデータ的なことに触れておきますと、僕がファン・レターを出したのは1999年12月31日で、ポートレイトが届いたのは2000年1月27日ですから、これはずいぶん早い返信です。過去最短かもしれません。ちなみに、僕が昔知っていたMさん(こちらを参照)は、TVシリーズ『奥様は魔女』でキュートなサマンサに扮したエリザベス・モンゴメリーから何と10日!!!で返事を貰ったという信じられない経験をしたそうです。日本⇔アメリカの往復だけで10日以上かかると思うのですが……。まあ、これは例外中の例外と考えるべきでしょう。たぶんサマンサが魔法を使ったに違いない(^ ^)、と僕は推察しているのですが(←んなアホな!?)。
ところで、ファン・レターは International
Creative Management というエージェントに出したはずなのに、ポートレイトが入っていた封筒に記されていたのは、Guttman
Associates という全く違うエージェントでした。この辺のいきさつは僕にもちょっと分かりません。
そして彼は『将軍の娘』(1999)や『トゥルー・クライム』(1999)――これはクリント・イーストウッド主演のサスペンスです。つい最近映画館で観たけど予想以上に面白かった――などに出演、この先も、『エニイ・ギヴン・サンデー』(1999)――またもやオリヴァー・ストーン監督作品――や『ヴァージン・スーサイズ』(1999)――こちらはフランシス・フォード・コッポラの娘、ソフィア・コッポラの初監督作品です――など公開作が目白押し。寄る年波に負けず、この調子で頑張って欲しいです。