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エリザベス・シュー(その1) 

                                 

      June 17,1985  

October 18,1986

エリザベス・シューの写真(その1) エリザベス・シューの写真(その2)
Courtesy Columbia Pictures Corporation

学生時代に僕がいちばん気に入っていたのがこのエリザベス・シューである。左上の写真を見ていただきたい。これは僕が彼女から初めてもらったファン・レターの返事に同封されていたものである。もちろん、これは彼女の映画初出演作『ベスト・キッド』(1984)の中のワン・シーンで、酒に酔ったラルフ・マッチオが海辺でゲロを吐いているのを、彼女があきれて見ているところである、というのはもちろん冗談です。まあ、ヴィデオが出ているはずなので、未見の方は1度見てみて下さい。けっこう面白いですから。この頃の彼女は、ちょっと太めで陽気なアメリカン・ガール、あるいは結婚後のケイト・ウィンスレット状態といった感じで、あと10kg体重を落とせればいい感じになるなあ、などと思っていたのだが、徐々にスマートになっていき、『リービング・ラスベガス』(1995)では見事な演技力を披露し、アカデミー主演女優賞にもノミネートされたことは記憶に新しい。

映画スターは自分の住所など明らかにしていないのが常であり、したがってファン・レターは一般にその俳優の最新作の映画会社気付で出すものだが、運が良ければ“直通の住所”(自宅なのかエージェントなのかは不明)を教えてもらえることもある。僕にとってはエリザベス・シューがそういった女優で、1度目に出したファン・レターの返信に、その“直通の住所”が書かれた便箋で返事をもらったので、以後は出演作の映画会社など無関係に、そこにせっせと手紙を送っていた。

彼女とはけっこう個人的なことまで手紙でやり取りした。当時、僕も彼女も大学生だったので、大学で専攻している科目とか、興味のあることとか、その他けっこう個人的なことまで書いたような記憶がある。彼女はいつも自分専用の便箋に、ちゃんと直筆で返事を書いてくれた。外国の映画女優と個人的に友だちになったような気がして、とても嬉しかった。大スターとなってしまった後ではもはや無理だろうが、日本でまだ広く認知されていない俳優に早めに手紙を出すと、こういうこともあるうる、ということだ。皆さんもぜひ自分だけのごひいきのスターをいち早く見つけて下さい。

さて、右上のポートレイトは、返信の日付けからして、彼女が『リンク』(1986)という映画に出た頃のものであると思われる。これはちょっと奇妙な映画で、高度な知能を持ったチンパンジーが人間を襲い始めるという、まあしょうもない作品なのだが、彼女の出演シーンが多かったので、ファンとしてはそれだけで楽しんで観られた。

                                      

December 20,1987 April 4,1988
エリザベス・シューの写真(その3) エリザベス・シューの写真(その4)
Courtesy Touchstone Pictures Courtesy Touchstone Pictures

上の写真は見て分かるように、2枚ともまったく同じものである。これは、『ベビーシッター・アドベンチャー』(1987)という作品の1シーンで、4か月ほど間を空けて手紙を出したはずなのだが、同じ写真が来てしまった。ただ、注意してみると分かるように、左側のポートレイトには、緑のマジックで“Dear Hideo”と書かれているのに対し、右側の方は、黒で“To Hideo”と書かれている。以前、ポール・ニューマンにファン・レターを出した時にも、同じ写真が来てしまった経験がある。まあそれはそれで仕方がないんだけれど。手紙を送る間隔があまりに近すぎるとこういうこともあるし、逆に遠すぎても自分の存在を認知してもらえず、多くのミーハーなファンのワン・オヴ・ゼムで終わってしまうので、難しいところではある。

そもそも、ファン・レターの返事が来る確率など、おそらく相当低いものであろう。アメリカ本国でも日本でも人気が出てしまった若手俳優(例えばレオナルド・ディカプリオやブラッド・ピッド等)などから返事をもらうことはまず不可能だと思われる。僕の経験からして、狙い目は、前にも述べたとおり、
 
 @日本でまだ広く認知されていない若手俳優 
 A安定した地位を得ているベテランの大スター
 などである。

Aに関しては、意外に思われるかもしれないが、80年代の古い経験で申し訳ないけれど、例えばポール・ニューマンやクリント・イーストウッドなどはほぼ100%の返信率であった。特にクリント・イーストウッドは必ず1か月以内に返事をくれた。今はどうか分からないけれど。


参考までに、僕がファン・レターを出して返事がもらえなかった俳優の名前を、思いつく限り挙げてみると、
女優では、
 ファラー・フォーセット(『チャーリーズ・エンジェル』。僕が洋画に興味を持つきっかけとなったヒト)
 ソフィー・マルソー(『ラ・ブーム』→『ラ・ブーム2』の2年間でいきなり巨乳になったのには驚いた!!)
 フィービー・ケイツ(僕は彼女のLPレコードを持っている←だから何だ!!)
 ダイアン・レイン(『ストリート・オブ・ファイヤー』や『コットン・クラブ』の頃が最高だった)
 クリスティ・マクニコル(今、何をしているのだろう?
 ジョディ・フォスター(『タクシー・ドライバー』で恋に落ちたのだが、最近も活躍してますよね)
 テータム・オニール(『ペーパー・ムーン』の彼女は本当に可愛かった)
 シーナ・イーストン(この前、深夜のテレビ・ショッピングで肉体を鍛える器具を紹介していたが……)
 エリザベス・モンゴメリー(『奥様は魔女』のサマンサですよ。大好きだったなあ。)
 ナスターシャ・キンスキー(友人で1年後に返事をもらった人がいた。ウラヤマシイ)
 ミシェル・ファイファー(2度出したが2度とも宛先人不明で返送されてきた)
 ナタリー・ポートマン(『レオン』の後すぐに手紙を出したのだが、時すでに遅し、か?)などで、

男優では、
 マット・ディロン(『アウトサイダー』や『ランブルフィッシュ』の頃がよかったねえ)
 シルヴェスター・スタローン(ある意味、80年代は彼に代表されるマッチョ・マンの時代でしたね)
 トーマス・ハウエル(『E.T.』や『アウトサイダー』などでは光ってましたが、最近はパッとしませんね)
 ジャッキー・チェン(返事はくれるが、同封されているのはいつもファン・クラブの入会案内書だけ)など。

他にもたくさんいるはずだけど、今はちょっとこれ以上思い出せない。思い出したら後で追加します。

こうして見てみると、1つの傾向がはっきりと浮かび上がる。それは、

 日本で人気が出た後の若手スターからは、ほとんど返事がもらえない

ということだ。ただ、もちろんこれは僕の個人的な経験に過ぎず、上記のスターから返事をもらった人もいることだろう。また、ファン・レターを出して自分の気持ちを伝えるだけで満足だという人は、それはそれでぜんぜんかまわないと思うが、返事(サイン入りポートレイト)が欲しい人は、以上のことにも留意すべきだろう。

ところでエリザベス・シューだが、その後『カクテル』(1988)でトム・クルーズと共演し、『バック・トゥ・ザ・フューチャーPART2・PART3』(1989・1990)に相次いで出演、以後、90年代に入っても精力的に活動しているようだ。今がちょうど女としても女優としても脂の乗りきったところだと思うので、今後にますます期待が持てそうである。昔からのファンとしては嬉しい限りだ。




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