May 1, 2000
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このHPを開設以来、とうとう直筆の手紙を貰うことが出来ました\(^^)/。手紙の主は、エレーン・キャシディ。といっても分かる人はまずいないでしょう。先日公開された、カナダの鬼才アトム・エゴヤン監督の傑作サスペンス『フェリシアの旅』(1999)の主演女優――“アイルランドの瞳”――です。映画の方は、ラストがやや物足りないものの、近来稀に見るほどの高度な技法を実に巧みに使用しており、僕はそれこそ驚嘆したのだけれど――詳しく知りたい人はこちらを読んで下さい。しかし、それにしても、プロの映画評論家であろうとアマチュア映画ファンだろうと、この作品で使われた手法をきちんと理解した上で批評をした人がいるのだろうか?――きっとこういう映画は人が入らないな、と思ったのも事実です。札幌でも2週間くらいしか上映していなかったようです。
彼女がどういったいきさつでアトム・エゴヤンの映画に出演することになったのかは分からないけれど――パンフレットを買っとくんだったぜ、コンチクショウ!!――映画の中の彼女はなかなか素敵だったわけで、それには同情されやすい役柄だったというのもあるかもしれないけれど、とにかく彼女にファン・レターを送ることにしたわけです。
大変なのはそれからで、なにせ彼女はハリウッド女優ではないし、ほとんど新人みたいなものなので、エージェントなど分かるはずもないのです。そこで、なにはともあれ
IMDb で検索して、彼女のプロフィールを見つけました。そこには『フェリシアの旅』も含めて彼女の出演作は3つしかなく、最新作の『Disco Pigs』(2000)――しかしこれは一体どういう映画なのだろう?――が4月3日に撮影開始ということが分かりました。そこでその製作会社を見てみると、Temple
Films という聞いたこともない映画会社でした。アメリカの映画会社をざっと調べてみても名前が出てこなくて、一時はもうお手上げかなと思ったのだけれど、半ば諦めながら
Altavista で検索してみると、アイルランドの映画会社が出ているページがあって、そこにこの
Temple Films の住所が載っていたのです。
駄目もとでその会社気付で出してみたところ、わずか3週間ほどで返事がきました。しかも、今回は直筆の手紙付きです。苦労して出しただけあって、喜びもひとしおでしたね。「繋がった!!」という感じです。ちなみに、封筒にはイギリスのリッチモンドにあるホテルの名前が印刷されていたので、もしかしたら彼女は今そこに滞在しながら映画を撮影しているのかもしれません。なお、上の手紙の最後にある、“And
yes, I am Irish. (ええ、私はアイルランド人よ)”というくだりは、僕がファン・レターの中で書いた“By
the way, you are from Ireland, aren't you?
(ところで、あなたはアイルランドの出身なのですね)”という1文に対する答えだと思われます。映画製作中という忙しいなか、ちゃんと手紙を読んでくれたのですね。感激でいっぱいです!! ハリウッドの人気俳優だったら、今時まずこんなことはありえないでしょうから。
それにしても、今回の出来事はまさに僥倖といっていいでしょう。返事がくるどころか、ファン・レターの宛先さえも確かなものなのか自信がなかったのですから。結果的にこんなに何もかもうまくいったのは、過去にもちょっと例がないです。なにはともあれ、プライヴェートな時間を潰してホテルで返事を書いてくれた彼女のためにも、さっそくお礼の手紙を書かなくては。とにかく嬉しいです。今までファン・レターを書き続けてきて、ホントに良かったと思っています(^^)。