April 17, 2000
コートニー・コックス・アークエットは、今ちょうど公開されている『スクリーム3』(1999)に出演している女優です、といえば分かる人もいるのでは。返信に要した日数は2か月と20日くらいということになりますね。サインがただの筆記体というところが、スター然としていなくて好感が持てます。
彼女は、『スクリーム』(1996)・『スクリーム2』(1997)の頃まではコートニー・コックスと名乗っていましたが、シリーズを通して共演し、『スクリーム3』ではとうとう(ストーリー上で)恋人となったデイヴィッド・アークエット(ロザンナ・アークエット、パトリシア・アークエットの弟です)と、1999年6月に結婚しました。そういうわけで彼女の名前にアークエットがついたというわけです。
結婚おめでとう、コートニー!!
ところでこの『スクリーム』シリーズですが、僕はやっぱりパート1がいちばん面白かったですね。この作品に関してはちょっとしたエピソードがあって、それはこの映画の前売券の発売が始まり、新聞にも「○○日公開」と広告が出た時のことです。そのうちに前売券を買おうと思っていたら、いつのまにか新聞広告から『スクリーム』の文字が消えていたのです。
いったいどういうことなのか不思議に思った僕は、さっそく作品が公開するはずだった須貝ビルの映画館に電話をかけました。普段ならそんな小さなことを気にしないのだけれど、この作品はアメリカで大ヒットしたというし、僕がけっこう好きだったウェス・クレイヴン監督作品だったこともあり、真相を確かめずにはいられなかったのです。
すると、20代半ばと思しき男性が出て、僕が「『スクリーム』の公開はどうなったんですか?」と3秒で質問すると、彼は20分くらいかけて、本当に残念そうに事の顛末を僕に異常に詳細に語ってくれました。ポイントを絞って話を要約すると、じじつ、この作品は公開予定で前売券を発売していたのだが、つい先日神戸で小学生殺人事件が起こり、内容的にはほとんど関係はないのだけれど、登場人物が若者で惨殺されるというストーリーは神戸の事件を想起させるものがあるし、また、被害者の家族の気持ちや社会的状況を考慮して、今回の上映は無期限延期するということで、アメリカの配給会社も納得しているとのことでした。
さらにその男性は、社内試写会を観たらしく、「いや〜ほんっとに面白いんですよ、これが。今までにないホラー映画でしてね、すっっごく怖くて面白いんですよ。本当にあの神戸の事件なんて全然関係ないのにね。まったく残念ですよ。僕としてもぜひ公開してほしいんですけどね、もう。まいっちゃいますよ。犯人がまた意外な人物でしてね、もう絶対分からないですよ。いやーとにかく面白いんですけどねえ、公開されるのはいつになることやら。まことに遺憾ですね。それにしてもとにかく面白いんです。いや、ホントの話……」とその映画の魅力について延延と語り続けるのであった。
今思い出しても、あれはなかなか愉快な体験だったと思っています。その男性はほとんど職務を越えて個人的見解を僕に語り続けたわけだけれど、こういう人が映画会社に1人くらいいてもいいのではないでしょうか? 僕はすっかり須貝ビルに好感を持ったのでした(^^)。
さて、コートニー・コックス・アークエットですけど、『スクリーム』シリーズ以外には目立った作品には出演してはいず、『コクーン2』(1988)や『エース・ベンチュラ』(1994)に出演しているそうですが、どこに出ていたか僕はちょっと思い出せないです(^^ゝ。『スクリーム』シリーズももう完結してしまったようだし、新作の話も聞かないです。母親業におさまらず、今後も映画に出演してほしいですね。